ぎっくり腰という病名はない?

よく患者さんから、

「今回の腰痛はぎっくり腰ですかね~?」

という質問をよくされます。

 

ほとんどの方がぎっくり腰って最悪

の腰痛の病名だと思っている印象を

受けます。

 

 

でも、ぎっくり腰っていう病名は、

実はないんです!

急性の腰痛の事を総称して

「ぎっくり腰」と呼んでいるだけ

なんです。

 

 

だから、

Q:今回の腰痛はぎっくり腰ですか?

 

と聞かれたときに、

 

A:何かした瞬間に痛くなりましたか?

 

Q:はい。椅子から立ち上がった時にピキッときて・・・

 

A:じゃあ、ぎっくり腰ですね。

 

といった感じです。

 

それが

Q:特に何もしていないのに徐々に痛くなってきました。

 

と答えが返ってきたら

 

A:それはぎっくり腰ではないですね。

 

となります。

 

つまり「急性」「急性でない」

かの違いだけで正直、あまり意味

のない分類のしかたです。

 

悪い言い方をすると、それは

「どうでもいい」んです。

 

それよりも痛みの原因は何か?

に大きく意味があります。

 

ぎっくり腰の原因になりうる腰痛は

◇腰椎椎間板ヘルニア
◇腰椎椎間板症
◇腰椎捻挫
◇筋・筋膜性腰痛
◇椎間関節炎
◇仙腸関節性腰痛

などが挙げられます。

 

この中で唯一損傷を伴うのが

「椎間板ヘルニア」です。

 

重症度を判断する中で重要なのは

・器質的疾患(組織の損傷がある)

・機能的疾患(組織の損傷はない)

かどうかです。

 

椎間板ヘルニアは器質的疾患です。

 

当然、器質的疾患(組織の損傷
がある)の方が治るまでの時間が
かかります。

 

数週間から長いものでは半年以上、

場合によっては手術が必要になる

ケースもあります。

 

椎間板ヘルニア以外の機能的疾患は

ほとんどの場合、5日くらいで急性

の炎症が治まってきて、

1週間ほどで日常生活には支障のな

いレベルに回復します。

 

だから同じ「ぎっくり腰」という

くくりでも、すぐに良くなるものと、

長期化する厄介なものと原因によっ

て様々なのです。

 

だから「ぎっくり腰」かどうかでは

なく、椎間板ヘルニアのような器質

的疾患かどうかの判別が重要です!

椎間板ヘルニアの可能性を判断する
チェックポイント

・足にしびれや鈍痛がある
・仰向けになって足を30度以上
 上げると腰が痛い
・トイレで息張ると腰が痛い
・上体を前屈すると腰が痛い

などの症状があったら要注意です。

 

急性の腰痛は炎症が治まるまで

(約4~5日)は安静が第一

 

たとえ治療して症状が緩和しても

動き回ってはいけません。

 

急性の炎症が治まってきたらよく

温めて軽くストレッチングをしたり、

ツボを押したりして筋肉を和らげま

しょう。

例えばこんな感じで・・・
   ↓↓
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◆◇◆◇語源の豆知識◆◇◆◇

日本語の語源って面白いですよね~

当たり前に使っていた言葉が実は

本来の意味でなかったりして^^

今日は「ダサい」の語源について

調べてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・
「ダサい」とは

「ヤボったい」とか

「洗練されていない」という意味の

俗語です。

 

この「ダサい」の語源は「田舎」

です。

「田舎」を「だしゃ」と読み、

さらにそれを形容詞化して、

田舎者を笑いものにする隠語

として「ダサい」に変化した

というワケです^^

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