自律神経を整える入浴法とは?

 
「お風呂に入るとなんかリラックスする」
って感じますよね!
 
でも、これは気分の問題だけではありません。
 
ロジカルに説明すると温かいお湯に浸かると、皮膚の血管が広がり、体の熱が外へ逃げやすくなります。
 
そうすると入浴後に深部体温が下がりやすくなり、
脳と体が眠りに向かいやすい状態になります。
 
 
実際、海外のメタ分析では、
 
40〜42.5℃の入浴やシャワーを就寝1〜2時間前に行うと、入眠までの時間が平均約10分短くなると報告されています。
 
また、40℃の温浴を週5日、4週間続けた研究では、安静時の交感神経活動が約20%低下したというデータもあります。
 
ただし、ここで大切なのは「熱いお風呂に長く入ること」ではありません。
 
42℃以上の熱いお湯に長く浸かると、体はリラックスではなく、むしろ戦闘モードに入りやすくなります。
 
心拍が上がり、血圧が変動し、汗をかきすぎてのぼせやすくなり、結果として寝つきも悪くなります。
 
これでは自律神経を整えるどころか、脳と体に余計な負担をかけてしまいますよね?
 
おすすめは、
❶ 40℃前後
❷ 湯船は10分程度
❸ 就寝の90分前
❹ 首まで無理に浸からず、胸あたりまで
❺ 入浴後はスマホを控えて、照明を少し落とす
 
こんな感じです。
 
 
入浴の目的は、汗を大量にかくことではありません。
 
脳と神経に、 「もう一日が終わるので、リラックスモードに切り替えましょう」と教えてあげることです。
 
 
特に、ストレスで肩や首に力が入りやすい方、寝つきが悪い方は、入浴をただの習慣ではなく、自律神経を切り替える時間として使ってみてください。
 
ただし、高血圧、心臓病、脳血管の病気がある方、高齢の方、飲酒後、体調不良の日は注意が必要です。
 
脱衣所と浴室を温め、お湯は41℃以下にして長湯を避け、立ち上がる時はゆっくり動きましょう。
 
安全に入ることが、何より大切です。
 
自律神経は、無理に頑張ってコントロールするものではありません。
 
毎日の小さな安心の積み重ねで、少しずつ整えていくものです。
 
お風呂はそのための、とても身近なセルフケアになります。

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