疲れを取るにはとにかく寝ること!
って、ふつうは思いますよね?
でも実はこれ、大きな間違いなんです!
疲れが取れないのは、休む時間が足りないからとは限りません。
むしろ見落とされやすいのは、体を休ませていても、脳や神経まで休めていないことです。
例えば、休日に長く寝たのに体が重い。
ソファで一日過ごしたのに、翌朝もだるさが残っている。
このような経験はないでしょうか?
睡眠は、長さだけでなく質も重要です。
夜中に何度も目が覚めたり、眠りが浅かったりすると、睡眠時間を確保しても脳と体の回復が十分に進まない場合があります。
大きないびきや日中の強い眠気がある方は、睡眠時無呼吸なども一度確認した方がよいかもしれません。
もう一つ見逃せないのが、頭の中の疲労です。
仕事が終わっても予定や人間関係について考え続けていると、体は止まっていても脳は働き続けます。
いわば、車を停めているのにエンジンを切っていないような状態なんですよね?
さらに、疲れを避けようとして動く量が減りすぎると、筋力や持久力が低下し、以前よりも少ない活動で疲れやすくなることがあります。
慢性疾患のある成人を対象とした研究でも、その人に合った身体活動が疲労感の軽減につながる可能性が報告されています。
疲労から抜け出すには、ただ長く横になるのではなく、睡眠の質を整え、頭を休ませ、無理のない範囲で体を動かすことが大切ということです。
朝に光を浴びる。
同じ時間に起きる。
日中に少し歩き、夜は考え事から離れる時間をつくる。
こうした小さな習慣が、脳と体に回復のリズムを取り戻すきっかけになります。

ただし、疲れが何週間も続く場合や、息切れ、動悸、発熱、体重減少などを伴う場合は、生活習慣だけの問題と決めつけないでください。
貧血、甲状腺機能の低下、糖尿病、感染症、うつ状態などが関係していることもあります。
疲れは、根性で押し切るものではありません。
今の体に何が不足し、何が負担になっているのかを見直すためのサインとして受け止めてみてはいかがでしょうか