メンタルの強い人って、みんな前向きな性格の人だと思っていませんか?
実は、いつも前向きだからメンタルが強いわけではありません。
「落ち込まないこと」よりも、「落ち込んだまま抱え続けないこと」を大切にしているんです。
では、具体的に何をしているのでしょうか?

①起きる時間を大きく変えないこと。
睡眠時間だけでなく、眠る時刻や起きる時刻の乱れも心身の状態と関係します。
休日も朝寝坊を2時間以内に抑えるなど、できる範囲で生活のリズムを整えることが大切ではないでしょうか?
②短い時間でも体を動かすこと。
医学誌BMJに掲載された大規模な研究では、ウォーキングやジョギング、ヨガ、筋力トレーニングなどが、うつ症状の軽減に役立つ可能性が示されています。
疲れている日に無理をする必要はありません。
まずは10分ほど歩くだけでも、立派な一歩ということです。
③悩みを一人だけで抱え込まないこと。
人とのつながりは、ストレスに対する心の支えになります。
答えを出してもらわなくても、「少し聞いてほしい」と信頼できる人に話すだけで、気持ちが整理されることも多いんです。
④頭に浮かんだ考えを事実と決めつけないこと。
失敗したときに、「自分は何をやってもダメだ」と感じることがありますよね?
そんなときは、「自分はダメだ」ではなく、「今、自分はダメだと考えている」と言い換えてみてください。
考えと少し距離を置くことは、認知行動療法やマインドフルネスにも通じる方法なんですよね?
⑤限界になる前に休むこと。
メンタルを守る人は、倒れるまで頑張ってから休むのではなく、疲労の小さなサインに気づいて予定を減らします。
何もしない時間をつくることに、罪悪感を持つ必要はありません。
休むことも、脳と体を整えるために必要な行動ではないでしょうか?
メンタルは、気合や根性だけで守るものではありません。
睡眠、運動、人とのつながり、思考との距離、早めの休息。
この5つを完璧に行う必要はなく、まずは今の自分にできそうな一つから始めてみてください。
小さな習慣の積み重ねが、脳と体の回復する力を支えてくれると考えています。
なお、気分の落ち込みや不安、不眠が長く続き、日常生活に支障が出ている場合は、一人で抱え込まず、医療機関へ相談してください。