腰痛を訴える中学生や高校生で注意しなければ ならないこと

腰痛を訴える中学生や高校生で注意しなければ

ならないことがあります。

それは『腰椎分離症』という腰の骨の疲労骨折です。

分離辷り症A

主に部活などによる激しい運動によって起こります。

成長期の骨は成人の骨と違いやわらかいので負荷を

かけ続けると脆くなり骨折してしまいます。

例えばスプーンなどの金属も、何回も曲げたり伸ばし

たりを繰り返していると、だんだん曲げている部分が

軟らかくなり、しまいにはポキッと折れてしまいます

よね。

疲労骨折も同じ原理です。

反復繰り返し同じところに

負荷がかかることで起こります。

以上の事から中学・高校生で腰痛を訴える場合、

レントゲン検査をすることをお勧めいたします。

というのは腰椎分離症というのは早期発見してすぐに

固定して骨がくっつくまで安静にしないと骨折した場所

が二度と骨がくっつかなくなってしまいますので一生後悔

することになります。

一度治すタイミングを逃すと骨折したままになり、後から

手術などでボルトなどで固定しても痛みなどの症状はあまり

変わらないというデータがあるため、手術するだけ無駄なので

そのまま放置された状態になっている大人は沢山います。

日常生活にはさほど支障は出ないことが多いのですが慢性的に

腰が重いとか動けないほどではないが痛みがあるとかいわゆる

慢性腰痛になりやすいです。

もう一つ腰椎分離症になることで起こりやすい疾患で

『腰椎すべり症』というものがあります。

腰の骨の一部が分離症により分離することにより、腰の骨の

固定力が弱くなり腰の骨が前(お腹側)にスライドしてきます。

これを『すべり症』といいます。

腰椎分離症によりすべり症を併発したものを『腰椎分離すべり症』と呼ぶこともあります。

腰椎分離症でもう一つ気を付けなければならないのは、疲労骨折の初期(骨が軟らかくなり分離する寸前)はレントゲン検査でも骨折線が確認できないことがあります。

それにより『異常なし』と誤診されてしまうことがあります。

なので期間をおいて複数回レントゲンを撮る必要があります。

中学・高校生でスポーツにより腰痛を訴える場合は

『スポーツ整形外科』を受診することをお勧めします。

なぜならスポーツ整形外科医ならば腰椎分離症の特性を詳しく

理解しているからです。

医師といえどもスポーツに携わったことのない方だと中には??

という事も私の経験上あるのも事実なので。

=おわり=

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