腰痛の時に歩くということは、いいのですか?

腰痛の時に歩くということは、いいのですか?

 

今回は『腰痛の時に歩いてもいいですか?』という質問にお答えします!

 

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これも程度問題ですね。

 

歩く時に辛さを感じるレベルで痛みを感じる時は、さすがに歩かない方がいいと思います。

 

但し、回復期に入ってさほど痛みを感じないのなら、歩いても構いません。

 

以前は『何で痛いのに歩いた方がいいかどうか?』なんて聞くのだろう?  

 

と不思議に思っていたのですが、よくよく聞いてみると、テレビで運動しないと筋肉が弱っちゃうって言っていたので・・・

という事でした。

 

テレビだと腰痛でも、どのレベルに合わせた場合を言っているのか医学的知識がない一般の視聴者には判断がつかない、という問題があります。

 

腰痛と言っても、ごくごく軽い疲労性の腰痛、運動不足で筋肉が硬くなって動かす事ですぐに楽になる腰痛、重度の椎間板ヘルニアで、ちょっと動かそうものなら激痛がする腰痛など様々です。

 

これらがすべて同じ方法で対処できるはずがありません。

 

重度の椎間板ヘルニアで激痛に耐え『テレビで歩けって言っていたから』と歩き回っていたらどんどん悪化してしまう可能性が高いです。

 

重度の椎間板ヘルニアでも出来るエクササイズはありますが、あくまで痛みの出ない種類と強度のエクササイズです。

 

痛みが出るというのは、身体が本人に知らせてくれる『注意信号』だと思ってください。

 

ホント人間の身体ってよく出来ていて、水分が不足してくればのどが渇く、胃もたれがする時は野菜とかサッパリしたものが食べたくなる、縫い物をしていて誤って針を指にチクッと刺してしまった時に瞬間的に手を引っ込めて身を守りますよね。

 

すべて身体が起こす反射なのです。

 

体に危険が迫ると、それを回避するために、または恒常性を保つために身体のセンサーが働いて正しい方向に導いてくれます。

 

だから身体の発している『信号』を忠実に守っていれば間違いありません。

 

逆らうと痛い目にあいます。痛ければそれは『赤信号』です。

 

信号無視をしたらいけません。

 

つまりあなた自身の身体がすべての答えを教えてくれています。

 

耳から入ってくる正しいか正しくないかわからない情報よりも、シンプルに自分の身体が教えてくれる信号をしっかり守りましょう!