腰痛予防の体操。学芸大学の整体・ハリ治療で評判のユキカタ整骨院。

腰痛を予防する体操ってどんな事をすれば良いんですか?


という質問を受けました。


この手の質問って漠然としていてピンポイントで答えられないのですが、いつも『腰を含めた全身の筋肉、関節の可動域いっぱいいっぱいまで、まんべんなく動かす体操』で、誰でも知ってるであろう『ラジオ体操』を本質を理解してやると良いですよ、と言っています。


もちろん体幹トレーニングも指導していますが、もっと基本になるのが全身の筋肉・関節のバランスと柔軟性だと思うんですよ。


で、個別に色々な種類の体操を教えても、ま~ず忘れます(笑)


だったら誰でも知ってるであろうラジオ体操を正確にやってもらった方が良いと思います。

みんな小学生から『テキト~』にやってたでしょうけど(笑)、順番は何となく覚えていると思います。

でも小学生から『それぞれの体操の意味まで考えて正確に』やっていた人なんて皆無だと思いますよ。

ラジオ体操も正確にキチンとやると結構疲れるし、非常に良いエクササイズになります。

女医の整形外科医  中村格子先生が『大人のラジオ体操』というDVDを出していますが、この通りやれば相当良い運動になりますよ。

腰痛と言っても腰だけが悪い訳じゃないんです。

運動学的に人が動作を起こす時、例えば歩くには全身の80%の筋肉を使っていると言われています。

床の上に落ちているものを拾おうと前かがみになる時には、まず足首と膝を曲げますよね。

その時スネの筋肉は縮み、ふくらはぎは伸ばされ、モモの前の筋肉は縮み、モモの後ろの筋肉は伸ばされ、腰の筋肉は伸ばされ、腹筋は縮む・・・というように一つの動作をするにも複数の筋肉が関わってきます。

最近テレビでよく取り上げられている『筋膜』ですが、簡単に言うと筋肉の外側にあり、全身を覆っている『ボディ・スーツ』というように例えられています。

姿勢が悪かったり職業柄、偏った体の使い方を長期間していると、筋肉の左右の緊張度のバランスが悪くなるのに伴い、それらを覆っている筋膜の緊張度もアンバランスになってきます。

ピーンと張り詰めたストッキングの一部を引っ張るとその延長線上はそれに伴いつれてきます。

筋膜も同じで、一部が収縮して縮むとそこと離れたところにも連鎖的に影響が出て引っ張られ突張った状態になり痛みの原因になります。

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そのような意味から全身の筋肉・関節を目一杯伸ばしたり動かしたりすることで、筋膜もそれに伴い 万遍なく伸ばされ緊張度もバランスがとれて良い状態を保てるようになります。

よく、縮んでいる方は伸ばさなければいけないけど、正常な方は伸ばすと伸び過ぎちゃうから伸ばさない方が良い、なんて言っている人がいるけど、筋肉は粘土じゃないんだから伸ばしたら伸びっぱなし、なんていうことはありません。

縮んでいる方は正常な状態に、正常な方はさらに良い状態を維持出来ます。

ある一定の正常範囲以上に伸び切った粘土のようになったりはしないので安心して左右万遍なく伸ばして下さい。

【今日のまとめです】

腰痛予防には体幹トレーニング➕ラジオ体操がオススメです!

ただ、筋肉と関節を万遍なくよ~く動かすという本質を理解していればどんな方法でもOKですよ‼️